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特殊詐欺、進む低年齢化=後輩や同級生誘い込む

 振り込め詐欺などの特殊詐欺で摘発される未成年者が急増している。識者は「アルバイト感覚で手を染める少年も多い。逮捕される犯罪だというメッセージを伝えていくべきだ」と指摘する。
 警察庁によると、今年上半期に摘発された少年のうち約73%は現金受け取り役の「受け子」だった。成人のなり手は減少傾向にあり、20代が後輩や、その同級生を犯行グループに誘い込むケースもみられるという。
 警視庁は、特殊詐欺に関与した少年らの証言をまとめたDVDを作成した。登場する元受け子の少年は「高校の先輩から稼げる仕事と言われ、危ないなと思いつつやってしまった」「いずれ逮捕されると思ったが、続けないとぼこぼこにされるし、お金が欲しかった」と振り返った。
 東京未来大の出口保行教授(犯罪心理学)は「インターネット交流サイト(SNS)が発達し、バイト感覚で気軽に加担する少年が増えている。主犯側は、末端の受け子などに少年を使うことで自分は摘発されないと思っている」と指摘。「『犯罪とは知らなかった』では済まされないことを広く伝えていく必要がある」と話した。
 筑波大の土井隆義教授(犯罪社会学)は「閉塞(へいそく)した人間関係の中で生活しているため、自分の居場所はそこにしかないと思い、誘いを断れない少年が増えている。人間関係を広げる環境づくりが大事になる」と強調した。

(2018/08/02-10:32)

  

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