オリンピック・パラリンピック通信

2017年1月19日更新

パラリンピック競技 トライアスロン

パラトライアスロンの国際大会でゴールする秦由加子=2016年4月29日、広島県廿日市市【時事通信社】

 リオデジャネイロ・パラリンピックで初採用されるパラトライアスロン。女子PT2(四肢欠損など)で出場を目指す秦由加子(35)=マーズフラッグ・稲毛インター=は「リオではメダルを狙う。声援を力に変えたい」と意気込んでいる。

 骨肉腫のため13歳で右脚を切断。最初は競泳自由形でパラリンピックを目指した。2008年から障害者大会に出場し、2年で強化指定選手に。幼少時に水泳に親しんだこともあって、順調に選手として力を蓄えてきたが、ロンドン大会の代表には選ばれなかった。レベルの高い障害クラスで「8位以内を狙える選手」と定められた選考基準を満たせなかった。

 転機は「パラトライアスロン、リオで初採用」の朗報。秦の所属クラブにはリオ五輪女子トライアスロン代表の上田藍らが在籍する。練習仲間から刺激を受け、次の一歩を踏み出す勇気を得た。ロンドンへの挑戦で、競泳には区切りを付けた。

 転向から3年。鍛えた泳ぎは強力な武器だが、ランで伸び悩んでいる。今月14日に横浜で行われた国際大会では失速して2位。バイクとランでのペース配分などで試行錯誤を重ねているが、「成長は感じられている」。

 リオ大会出場権が懸かるランキングは15日付で6位。6月末までこれをキープすれば出場できる。「落ち着いて代表に入るのを待ちたい」。高揚感を抑えつつ、しっかりと準備に励む。

◇パラトライアスロン

 立位、座位、視覚障害の3カテゴリーがあり、五輪競技の半分の距離(スプリントディスタンス=スイム0.75キロ、バイク20キロ、ラン5キロ)で行われる。座位の選手のバイクには、手でこぐハンドサイクルが使われる。視覚障害の選手にはガイドが同行。初めて採用されるリオデジャネイロのパラリンピックでは、座位は男子のみ、視覚障害は女子のみ実施される。

 2020年東京大会の招致プレゼンで話題となった谷(旧姓佐藤)真海さんが陸上からの転向に挑み、4年後の出場を目指している。(2016年5月30日)

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