先生のための日本語講座

2011年10月13日更新

日本語検定委員会研究主幹 川本 信幹

第7回 文法を軽視しない

生徒の質問に立ち往生

 ある中学校の若い先生から,次のような話を聞きました。
 ちょっと衝撃的な話です。
 以下に,3年生の生徒と先生の会話の形で紹介します。
「先生,『書ける』と言っていいのに,どうして『食べれる』はいけないんですか」
「それは『食べれる』が文法的に間違っているからだよ」
「それは分かります。『れる』という助動詞は,下一段活用の動詞には付かないと塾で教わりました」
「それを知っているなら話は簡単だろう」
「でも,『書く』に『れる』が付いて『書かれる』になり,それが『書ける』となって可能動詞と呼ばれてるんでしょ」

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1933年広島県生まれ。広島大学教育学部を経て 東京学芸大学卒業。東京都公立学校教員を経て、 日本体育大学教授、現在、日本体育大学名誉教授。 文部省(現文部科学省)の各種委員、 OECD・PISA調査国内委員、中学校・高等学校 国語教科書編集委員など国語教育・日本語関係の 仕事に長く携わる。著書『新編 魅力ある国語の授業を創る』(東京書籍)など多数。
2011年11月に逝去。
特定非営利活動法人  日本語検定委員会

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12/12 更新
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